2011年 01月 07日
ノアの箱船の大きさは |
ある日、学校に行くと校庭になにやら立ててあります。3年生のテーマのひとつは、物理的な測量、つまり、物の大きさ、重さ、時間の長さの概念をつかむこと。彼らは、ノアの箱船の大きさを校庭で測っていたのです。
ノアの箱船は、300キュービット。1キュービットは人間の肘から中指の先端までの長さだそうです。娘の報告によると300キュービットは、校庭の端から学校の駐車場を越えるそうです。大きな舟だということを子どもたちは驚きを持って実感しているようです。
3年生のメインレッスンでは創世記を勉強しています。
9歳を迎えるころ、子どもは生まれてからずっとつながっていた天界と完全にお別れし、一人の人間として生き始めます。これを受肉がある程度完成したとシュタイナー思想ではいうようです。子どもは自分は一人の人間であると自覚し、自分の好きな先生、好きな科目、好きな友だち を意識し始めます。もう親と一体であると信じることはできないのです。
神と同一のものであった人間が、「世界と自分」の分離を体験し、智慧の木の実を食べてしまったために天国を追われて自分たちの手で地を耕し食べ物を手に入れて生きて行かなくてならない、人間の物語である創世記は、3年生のメインレッスンの核を担っています。
ノアの箱船は、300キュービット。1キュービットは人間の肘から中指の先端までの長さだそうです。娘の報告によると300キュービットは、校庭の端から学校の駐車場を越えるそうです。大きな舟だということを子どもたちは驚きを持って実感しているようです。
3年生のメインレッスンでは創世記を勉強しています。
9歳を迎えるころ、子どもは生まれてからずっとつながっていた天界と完全にお別れし、一人の人間として生き始めます。これを受肉がある程度完成したとシュタイナー思想ではいうようです。子どもは自分は一人の人間であると自覚し、自分の好きな先生、好きな科目、好きな友だち を意識し始めます。もう親と一体であると信じることはできないのです。
神と同一のものであった人間が、「世界と自分」の分離を体験し、智慧の木の実を食べてしまったために天国を追われて自分たちの手で地を耕し食べ物を手に入れて生きて行かなくてならない、人間の物語である創世記は、3年生のメインレッスンの核を担っています。
by sjwaldorf
| 2011-01-07 02:12
| 3年生