2011年 01月 19日
オープンハウスでシュタイナー教育を学ぶ |
先週金曜日のオープンハウスに来てくださった方、ありがとうございました。私もシュタイナー教育関連の本は読んでいても、実際の授業はなかなか見る機会がないので、行ってみました。
今回は、親参加型のオープンハウスで、大人が生徒になりデモ授業に参加しました。最初は音楽のクラスで楽しく合奏したようですが遅刻して見逃してしまいました。私達が到着した頃、みなさんはキンダーガーデン(プリスクール)の教室でパンをこねながら、ンジェリ先生から学校についての説明を聞かれていました。
その後、手仕事、スペイン語と言った特別課目の先生も交えながら、1年生から3年生までの教室を回り、各学年でどういうふうに授業が進められていくかのデモ授業がありました。
例えば、1年生では、HをHと教えるのではなく、お話を聞き、そのお話の中に出てくるものを蜜蝋クレヨンで描いて、文字を学ぶ、そんなことを体験しました。
手仕事では、子供達が実際に編んだものを見せてもらい、この課目がシュタイナー教育では欠かせない重要なものだという説明がありました。毛糸はすべて自然素材の手染め、子供達は木を削って編み棒を作るところから始め、3年生になると、羊毛から毛糸を紡いでいくそうです。
その後のスペイン語、オイリュトミー、2年生の授業、どれも体験できて、それはそれは楽しいオープンハウスでした。
一番、おもしろいなと思ったのは3年生の算数のデモ。割り算の筆算をシュタイナー教育では、例えば、どう教えるかというデモでした。まず、棒で、筆算の屋根をつくり、人間を数字に見立てて配置。そして、先生のかける、ひく、おろす、たてる、かける、ひく・・・の歌に合わせて、人間数字が動いていきます。もちろん、先生はただ「おろす」と言うだけでなく、階段をおりるとか、お隣さんを連れてくるといった表現をするのだけど。
そして、その後に黒板に書かれた筆算を見てみると・・・人間数字と歌が頭の中で蘇り、この退屈で無機質な筆算が確実に、意味あるものに見えてきたのが不思議でした。
割り算の筆算でつまずいて算数が大嫌いになる子は多いと思います。こんな楽しい授業なら、私も算数好きになっていたかもしれません(笑)。
デモ授業に参加したおかげで、シュタイナー教育への理解が深まり、行ってよかったと思います。
Posted by: Y. B.
今回は、親参加型のオープンハウスで、大人が生徒になりデモ授業に参加しました。最初は音楽のクラスで楽しく合奏したようですが遅刻して見逃してしまいました。私達が到着した頃、みなさんはキンダーガーデン(プリスクール)の教室でパンをこねながら、ンジェリ先生から学校についての説明を聞かれていました。
その後、手仕事、スペイン語と言った特別課目の先生も交えながら、1年生から3年生までの教室を回り、各学年でどういうふうに授業が進められていくかのデモ授業がありました。
例えば、1年生では、HをHと教えるのではなく、お話を聞き、そのお話の中に出てくるものを蜜蝋クレヨンで描いて、文字を学ぶ、そんなことを体験しました。
手仕事では、子供達が実際に編んだものを見せてもらい、この課目がシュタイナー教育では欠かせない重要なものだという説明がありました。毛糸はすべて自然素材の手染め、子供達は木を削って編み棒を作るところから始め、3年生になると、羊毛から毛糸を紡いでいくそうです。
その後のスペイン語、オイリュトミー、2年生の授業、どれも体験できて、それはそれは楽しいオープンハウスでした。
一番、おもしろいなと思ったのは3年生の算数のデモ。割り算の筆算をシュタイナー教育では、例えば、どう教えるかというデモでした。まず、棒で、筆算の屋根をつくり、人間を数字に見立てて配置。そして、先生のかける、ひく、おろす、たてる、かける、ひく・・・の歌に合わせて、人間数字が動いていきます。もちろん、先生はただ「おろす」と言うだけでなく、階段をおりるとか、お隣さんを連れてくるといった表現をするのだけど。
そして、その後に黒板に書かれた筆算を見てみると・・・人間数字と歌が頭の中で蘇り、この退屈で無機質な筆算が確実に、意味あるものに見えてきたのが不思議でした。
割り算の筆算でつまずいて算数が大嫌いになる子は多いと思います。こんな楽しい授業なら、私も算数好きになっていたかもしれません(笑)。
デモ授業に参加したおかげで、シュタイナー教育への理解が深まり、行ってよかったと思います。
Posted by: Y. B.
by sjwaldorf
| 2011-01-19 15:08
| 学校行事